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小麦

農業における小麦の役割は

・野菜を育てた畑に次に小麦を育てることで、野菜を好む病害虫を遠ざけ畑の環境をリセットすること。

・夏の間に野菜が吸えなかった肥料分を冬の間に小麦で吸い上げることによって再利用して循環させ、地下に流出して環境を汚染するのを防ぐこと。

・収穫後に麦わらを畑に還すことによって土に有機物を供給することによって微生物の活動を活発にし土を良くすること。

これらのことから小麦は持続的な農業には欠かせない作物です。

当園では栽培した小麦を注文を受けてから丸ごと石臼で製粉し、挽きたての全粒粉として販売しています。小麦は製粉してから時間が経つにつれて風味が落ちますので、一般的な流通の中では本当に小麦の風味が強く残っている小麦粉というのは販売されていません。それを味わっていただけるのが当園の全粒粉です。パン店や飲食店様向けの業務用卸売りを中心としておりますので、ご興味を持っていただいた飲食店等の方はお気軽にお問い合わせください。

また、当園の全粒粉を100%使用したクッキーを委託製造し販売しております。全粒粉、菜種油、メープルシロップ、天然塩のみを使用したクッキーで、小麦本来の風味を味わうことができ、身体への負担も少ないお菓子です。

落花生

落花生は素晴らしい作物で、畑で落花生を栽培することによって土から栄養を奪うのではなく、その畑を肥やすことができます。そのため、自然な形で土の栄養分を保ちながら行う農業には欠かせない作物です。

食品としても、非常に滋味深い自然な風味と甘みを感じることができる上に、良質な脂質を含んでいるため(近年、健康のためには良質な脂質をとることが推奨されています)、皆さまにもっと食べることをお勧めしたい作物です。

当園では栽培した落花生を焙煎を委託して殻付き煎り落花生として販売しております。

また落花生の持つ作物としての可能性をより深くしかも手軽に味わっていただくために、園主が様々な試行錯誤を繰り返して商品開発したピーナッツバターを販売しております。ぜひご賞味ください。

季節の野菜

季節ごとに様々な野菜を栽培しております。夏の野菜は前の年に落花生を育てて土を肥やした畑で、冬の野菜は初夏まで小麦を育てていた野菜につく病害虫が少ない畑で育てることで、多様性と持続性を保った栽培をしております。ナス、キュウリ、ピーマン、ブロッコリー、キャベツ、ダイコンなどの一般的な野菜はもちろんのこと、花ズッキーニ、フィノッキオ、カーボロネロなど特殊な野菜も栽培し、直売所やレストラン向けに販売しております。

当園の野菜は、収穫物がある時期には『たつのこ産直市場』及び『たまご屋(押木養鶏場)』にて販売しております。

当園の中にある2000坪の竹林を『女化たけのこ園』と名付けまして、タケノコの出る時期には竹林内に直売所を開設し、堀りたてのタケノコを販売しております。畑で農作物を育てる場合と同じよう手間をかけて竹林も管理しております。詳しくは女化たけのこ園専用のwebサイトがございますので、こちらをご覧になってください。

『女化たけのこ園』